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気デュオ、コブクロの「蕾(つぼみ)」が第80回記念選抜高校野球大会(3月22日から12日間、甲子園)の開会式入場行進曲に内定した。16日の運営委員会で正式決定する見通し。同曲は昨年の日本レコード大賞を受賞。その余勢を駆って、球児たちの晴れ舞台を盛り上げてくれそうだ。

 節目の80回目となるセンバツ開会式を、レコード大賞を受賞した国民的ヒット曲が彩る。レコ大受賞曲が起用されるのは01年の「TSUNAMI」(サザンオールスターズ)以来で、8曲目となる。

 行進曲は売り上げ枚数だけでなく、幅広い世代に親しまれていることが条件。消えそうに 咲きそうな 蕾が今年も僕を待ってる…のフレーズもおなじみの同曲はレコ大をはじめ、昨年大みそかのNHK紅白歌合戦でも披露され、多くの国民の耳に届いた。中高生はもとより、2人が奏でるアコースティックな音楽は50代以上のフォーク世代にも支持されている。

 同曲は昨年1月から放送されたフジテレビの連続ドラマ「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」の主題歌に起用された。シングルは昨年3月21日に発売され、コブクロにとって初のオリコン・シングルチャート1位を獲得する“出世作”ともなった。

 年明けには“レコ大効果”で追加注文も入り、これまでの売り上げ枚数は60万枚を突破。サビの一部を取り込む着うた、そして着うたフルの総数は約380万ダウンロードを記録している。同曲が収録され昨年12月19日に発売されたアルバム「5296」はすでに出荷130万枚を超えた。

 ボーカル&ギターの小渕健太郎(30)が95年に亡くした母親を思って書き下ろしたのが「蕾」。レコ大では「母親と一緒に歌っていたような感覚だった」と、小渕が感激で声を詰まらせながら歌いあげ、お茶の間の感動を誘った。親が子を、子が親を殺(あや)める事件が相次ぐ昨今に投げかけた小渕の思い。昨年はコンサートツアーのタイトルを「蕾」と銘打ち、小渕は訪れた先々で母への感謝と愛情を語って回った。センバツは球児にとっても肉親への日頃の感謝を示す絶好の機会でもあり、テーマにピッタリの曲といえそうだ。

 今年は出場校を例年より4校増やして36校で行われる記念大会。関係者によれば、節目の大会に思い入れの強い曲が抜てきされ、2人は大喜びしているという。桜の開花を促すように甲子園で一足早く「蕾」が開く。


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