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日本気象協会北海道支社は1日、道内の1月の平均気温(22地点の平均)が氷点下2.1度となり、記録的な暖冬だった91年(氷点下1.8度)に次ぐ暖かさだったと発表した。

 同支社によると、釧路で平均気温が氷点下2.1度(平年氷点下5.3度)となり、1910年の観測開始以来の記録を更新したほか、十勝管内広尾町でも氷点下2.1度(同氷点下4.8度)と、過去最高タイを観測。札幌は氷点下1.3度(同氷点下4.1度)で91年の氷点下1.2度に次ぐ高さだった。

 雪も全道的に降らなかった。道内有数の豪雪地帯である岩見沢はこの時期、腰から胸の辺りまで雪が積もっているのが普通だが、1月末日現在の積雪量は例年の約4分の1の23センチ。札幌(26センチ)や旭川(32センチ)も半分以下にとどまった。

 1月の暖冬傾向について、同支社は「低気圧が周期的に通過したことにより、西高東低の冬型の気圧配置が長続きせず、北からの寒気の流れ込みが少なかった」と分析。また、低気圧通過に伴い、南からの暖気が入り込んだことも気温を上昇させた要因という。暖冬傾向は今後も続く見込みで、2月の気温も平年並みか高めと予想されている。【和田浩幸】

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